作家、プロデューサー、そしてソーホーの友人であるマーク・バクスターとの会話
Soho Scarves にはたくさんの「クールな人々」が集まりますが、その中でも最もクールな人の 1 人は Mark Baxter です。
マークは、素晴らしい作品のバックカタログを持つ作家、プロデューサー、著者です。ポール・ウェラー、ピーター・ブレイク、マーティン・フリーマンなど多くのアーティストと仕事をしてきたことから、私たちは彼と座って、彼のことをもっとよく知るべきだと考えました。
SS:マークさん、まずは自己紹介と、あなたの仕事内容について簡単に説明していただけますか?
MB:こんにちは、マーク・バクスターです。1998 年から Mono Media という自分の会社を経営しており、その名前でさまざまなプロジェクトを行っています。以前は DJ やバンドのマネージメント、イベントのプロモーションなどを行っていましたが、ここ 10 ～ 15 年は主にさまざまなテーマの本の執筆や映画の制作に専念しています。また、独立系小売業者向けの厳選した PR も行っています。
SS:あなたはこれまで素晴らしい映画を制作し、素晴らしい本を執筆してきましたが、特に誇りに思っている傑出した作品は何ですか?
MB:それはとても親切ですね。本で言うと、パオロ・ヒューイットと共著した小説『The Mumper』ですね。2006年に自費出版し、その後ボブ・ホスキンス主演の『Outside Bet』という長編映画にもなりました。素晴らしい、ほとんどシュールな瞬間でした。
僅差で 2 番目は「Scorcha!」です。これは 1960 年代後半から 1970 年代前半にかけてのスキンヘッドとスエードヘッドの第一波を取り上げています。ポール「スマイラー」アンダーソンからこの作品の制作を依頼されたときはとても嬉しかったです。心から感謝しています。
映画では、スカイ・アーツの「ロング・ホット・サマーズ」を挙げなければなりません。これはバンド、ザ・スタイル・カウンシルの物語です。当時、私はそのバンドの大ファンだったので、これは私にとって夢のような仕事でした。ドキュメンタリーの最後に、メンバー全員でパフォーマンスをもう一度行うことができましたが、本当に素晴らしい瞬間でした。
それに次ぐのは、2015年に公開した『A Man in a Hurry』です。これはイギリスのサックス奏者タビー・ヘイズの物語で、私たちの最初の映画でした。私はこの映画と、私と映画パートナーのリー・コグズウェルがモノ・メディア・フィルムズという名前でこれまでに制作してきたすべての作品を非常に誇りに思っています。
SS:映画制作を始めたきっかけは何ですか? また、影響を受けたものはありますか?
MB:いい質問ですね！正直に言うと、2013 年までに 12 冊ほどの本に携わった後、映画化に挑戦したいと思ったのです。その現実とコストは衝撃的でしたが、これまでもそうしてきたように、私は非常に才能のある人たちに囲まれてきました。私はいつも彼らの長所を生かし、彼らも私の長所を生かしてきました。
一人で仕事をするのもいいし、私もそうしていますが、仕事に適したチームを選べば、共同でプロジェクトに取り組むのは楽しいものです。影響力という点では、長編映画界とドキュメンタリー界の両方から、監督が大勢集まっています。思いつく限りでは、ケン・ローチ、マイク・リー、ケン・バーンズ、ノーマン・ジュイソン、マイケル・リンゼイ・ホッグ、ケン・ラッセルとジョン・シュレシンジャーの初期の作品、ゴードン・パークスなどです。
SS:あなたはいつも粋な人ですね。あなたにとって音楽とファッションは切っても切れない関係のように思えますが、それはなぜだと思いますか?
MB:もう一度、ありがとう。パオロと初めて書いた本『フットボールのファッション』（2003年）では、フットボール、服、音楽の「三位一体」というフレーズを使いました。これはまさに私のマントラです。これらは互いにシームレスに調和し、それぞれが互いを支え合っています。学校を卒業した後の私の「さらなる教育」は、ライブやフットボールの試合に行ったり、新品やヴィンテージの服を探したりすることでした。この3つは私の人生に多くのものを与えてくれましたし、今でも与えてくれています。年を取るにつれて、その影響は少なくなっているかもしれませんが。
SS:今聴いている音楽でお勧めのものがあれば教えていただけますか？
MB:今でもたまに新しい曲や歌声を聴いては、神に感謝してしまいます。ジャレン・ンゴンダや、もうかなり前から活躍しているマイケル・キワヌカのようなアーティストがまだ存在していると知るのはうれしいことです。それとは別に、50年代半ばから60年代のモダンジャズを常に聴いています。その純粋な美しさに今でも魅了されるからです。
SS:あなたは最近、当社の札幌シルクネッカチーフを購入し、ワークジャケットと合わせたクラシックなスタイルを披露しました。スカーフのスタイリングでお気に入りの方法は何ですか?
MB:私は昔からスカーフが大好きで、冬には必ずスカーフを巻いています。さまざまな巻き方があるので、どんな服装にもスカーフを合わせることができます。スカーフを巻く自信が持てて、必要に応じてピーコック スタイルにすることもできます。
SS:シルクスカーフとの出会いはどのようなものでしたか? また、スカーフを身につけたときの思い出は何ですか?
MB:父はいつもシルクのスカーフを巻いていました。私が生まれる前に亡くなった祖父のレンも、いつもそれを巻いていたようです。モッズにハマっていた頃、私もそれを見て、60年代のオリジナルスカーフをかなり集めていました。父のスカーフが何枚かとレンのスカーフが1枚あり、大切にしています。
SS:あなたは長年にわたり、本物のスタイルやポップカルチャーのアイコンたちと仕事をしてきましたが、特に印象に残っている思い出は何ですか?
MB:難しい選択ですが、私はザ・ジャム時代からポール・ウェラーのキャリアを追いかけてきました。彼のスタイルや服への関心は、私の人生において常にインスピレーションを与えてくれました。今でも彼はとてもおしゃれで、着こなしも上手です。私自身のスタイルは、堅苦しいモッズスタイルから離れ、今ではアイビーリーグと60年代の紳士スタイルをミックスしたスタイルを考えています。特定のキーアイテムをキュレートして組み合わせることが、私の進むべき道のようです。
SS:現在取り組んでいることはありますか? また、その作品はどこで見ることができますか?
MB:今はドキュメンタリーを2本制作しています。1本は60年代のポップアーティスト、ポーリン・ボティ、もう1本は素晴らしいベーシスト、ダニー・トンプソンです。どちらも2024年に公開したいと思っています。また、Mono Media Filmsが所有する長編映画の脚本もあるので、それを出版しようとしています。来年には参加したいと思っている本が2冊あり、2024年春には「Family」という短編小説を出版する予定です。また、友人のデイヴィッド・バークと一緒にバービカン・ミュージック・ライブラリーで展覧会を共同キュレーションしており、2024年1月12日にオープンして5か月間開催されます。いつものように、たくさんのことが起こっています。現在公開中の映画に関する情報は、www.monomediafilms.london でご覧いただけます。こちらから私に連絡することもできます。
SS:最後に、人々がヒントを 1 つ 2 つ得られると思う、過小評価されているスタイル アイコンについて教えてください。
MB:難しい質問ですね。最初に思いついたのは、元フットボール選手のイアン・ライトが時々見せるスタイルです。確かに、彼にはアイビーリーグの選手らしい瞬間もありますし、リオ・ファーディナンドはペッカム出身なので、服装の着こなし方を心得ていて、いつもきちんとしたスタイルです。でも、私のナンバーワンはジョン・シモンズです。
80代半ばになった今でも、父は自分の服をとても上手に組み合わせ、時には面白い組み合わせにしています。また、父はスカーフの結び方も独特で、それを私にも受け継いでいます。
マークさん、私たちとお話ししてくれて本当にありがとう！ Mono Media については、こちらでご覧いただけます。
